2025年6月26日、李熙燮(イ・ヒソプ)日中韓三国協力事務局(TCS)事務局長は、中国・天津市で開催された第9回東アジア・ゲートウェイ都市政策フォーラムに出席しました。本フォーラムは「東アジアのゲートウェイ都市間における相互学習:文化遺産と都市再生」をテーマに、天津社会科学院と仁川研究院の共催で行われました。
李TCS事務局長は開会式で祝辞を述べ、特に複雑化し対立が見られる時代において、国際協力を支え促進する上で、地方自治体間の交流が重要な役割を果たすと強調しました。さらに、近年実施した持続可能な都市開発に関する日中韓カーボンニュートラル目標に向けてのフォーラムや、日中韓地方都市トライアングル交流の報告レポート、2023年と2024年のCCEAインフルエンサーツアーなど、都市開発及び地方自治体の交流を推進するTCSの取り組みを紹介しました。
フォーラムでは、東アジアのゲートウェイ都市(天津、仁川、神戸)が、都市再生と文化遺産保護における相互学習を通じて得た成果と進捗について活発な議論が交わされました。
また、李TCS事務局長は栾建章(らん・けんしょう)天津市人民政府外事弁公室主任と二者会談を行い、TCSと天津市の将来的な協力機会について、特に中国におけるハブ港湾都市としての天津市の独自の立ち位置に焦点を当てて議論しました。李TCS事務局長は、天津市が中国のハブ港湾都市として独自の地位を有しており、日中韓三国と東アジアの協力において理想的な場所であると力説しました。これに対し、栾主任は近隣の地方自治体から始め、その後より広範な地域へと天津市の国際協力を拡大していくにあたり、将来TCSと協力することに関心を示しました。


